フレテミル訪問看護ステーション

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おしらせ

旅立たれました

ご利用者様がご家族に見守られご自宅で息を引き取られました。

せん妄対策やオピオイドを使用した緩和治療、長年サポートをされていた訪問介護の方々のケア、お孫さん方や娘さんなどのご家族が総出となって、苦痛を少なく旅立たつことができるよう、看護師も関わらせていただきました。

最期のお顔がとても穏やかだったからほっとしたと娘さんからのお言葉がありました。

最期まで自宅で…というご希望を叶えることができて良かったと思う反面、ご家族もご本人も、必要な緩和ケアを受けることができた期間は10日ほどでした。

人工透析を長年受けられていたことや肝硬変からの肝がん発症など、多くの病を長年抱えて過ごされていましたが、適切な時期に予後予測を含めた適切な助言や関りがあれば、もっと前から意思決定支援や緩和ケアの提供ができたのではないか?と思ってしまいます。

たった10日ほどで、ご家族とのお別れが近いということを受け入れ、お看取りのために全力でご家族総出でご本人様に向き合わなければならないのは本当に大変なことです。

もっと、普通の日常の中で、老いや病気と向き合い、ご家族の関係性の変化を受け入れたりしながら過ごすことができたらなぁと毎回痛感させられます。

短い間でしたが、関わらさせていただきありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。

2025年4月14日

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